代表のあいさつ
〜“意図された偶然”に導かれて〜
21世紀を生きる私たちが、“未知の感染症によって全世界がひっくり返る”という未曾有の体験を共有してから3年が経とうとしています。日常が、ビジネスが、そして生き方さえ異なる選択を迫られた人たちもいました。
弊社、M&Partners International もそのひとつだったのです。
そんな激動の渦中、私は『プランド ハップンスタンス(Planned Happenstance/ 意図された偶然)』という考え方に出会いました。
今や私の信念となった理論です。
これは20数年前に、米国・スタンフォード大のJ.D.クランボルツによって発表された、比較的新しいキャリア形成理論のひとつです。
クランボルツは「個人のキャリアは、予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される」と定義し、「偶然の出来事を主体的に活用することで、キャリアを歩む力に発展させることができる」と説きました。
キャリアは偶然の出来事によって左右されることが多く、これらをポジティブな方向に考えることでキャリアアップが図られると提唱しているのです。
そこで必要とされる行動指針は「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「リスクを恐れない」という5つです。
「ええい、とにかくバッターボックスに立つんだ」と走り続けて、今年で四半世紀。
この3年間は、いち早くオンライン通訳/人材育成サービスの拡充に乗り出し、新たなお客さまやパートナーの皆さまのご支持をこれまで以上に拡げることが出来ました。それはまさにクランボルツの理論そのものだったのです。
無意識のうちに心に抱いていた5つの指針がコロナ禍を生き抜く力となりました。
今年もプランド ハップンスタンスの行動指針を実践し続けてまいります。
どうぞご期待ください。
代表 桃原 則子