ワーキングマザーインタビューWORKING MOTHER INTERVIEW

インタビュー

第1回

桃原 則子

WORKING MOTHER INTAERVIEW 第1回 桃原則子さん

プロフィール
アメリカ・ワシントン州立ウェスタンワシントン大学政治学科卒。日本帰国後、フリーランス通訳・翻訳としてキャリアスタートをきる。おもに通信やマスメディア系で長く経験を積み、それら分野での造詣も深い。
同時期、欧州専門旅行社登録専任コンダクターとしてヨーロッパを中心に添乗、現在の幅広いグローバルネットワークの基礎を築く。
1985年つくば科学万博松下館通訳コンパニオンとして採用され、国内外の元首、王族、皇室、政財界首脳の接遇にあたる。博覧会終了後、バイリンガルナレーション・司会等での活動も開始。数々のIT系海外展示会などで多くの通訳業務や現地スタッフマネジメント経験を積む。一方、全国の博覧会コンパニオン研修の講師として、人材育成キャリアのスタートをきり、多様なニーズにこたえるトレーニング実施を多く手がけている。その他、留学時代よりボランティアベースで女性・子供や在日外国人等マイノリティの人権擁護活動にも深く関心を寄せている。
タフなネゴシエーションとユニークなパーソナリティで、様々な方面で意欲的に活躍中。現在一児の母。
  1. Iインタビュアー(以下I )

    I

    このワーキングマザー(以下WM)インタビュー企画「私はこうしてノリ越えた!」に込めた思いはどういうものでしょうか?

    桃原

    私たちの後ろに続く「働く女性」たちにメッセージを送りたい!ということです。たくさんの方たちに色々なお話をお聞きし、そして発信していくことが、働く女性たちのPATH(道筋・架け橋)になれば…と思っています。

    I

    WMであるが故に起こる色々な問題や悩みの「ノリ越え方」を伝えたいということでしょうか?

    桃原

    結果的にはそういうことかもしれませんね。意欲的に働くWMの皆さん、またこれからWMを目指そうと思っていらっしゃる方々にとって、まだまだロールモデルが不足していると思うんです。私の場合は「乗り越えた」というより「たどり着いた」という感じですが、WMにとってのハウツーというか、ヒントのようなものを伝えていけたらいいなと思っています。

    I

    フリーでのご活躍後、起業され、ここまでキャリアを積んでこられる中で、「辛い」と思ったことはありましたか?

    桃原

    「WMだから辛い」ということはなかったですね。もちろん仕事では「辛い」と思うこともありましたが、それは母であるということとは関係のないことでした。
    むしろ「自分は母だから○○出来ない」と、自分に足かせしている人が多いのでは?と思うことがあります。

    I

    WMであるということで悩んだり、辛いと感じている方々にその「乗り越え方」を伝授するとしたら?

    桃原

    とにかく「ハードルを下げること!」出来ないものは出来ない!!
    現実的に目の前に緊急性の高い仕事が来たら、他はさておき、その仕事を確実にこなしていかなければならない。そういうことを繰り返していくうちに、どこかで自分のハードルを下げざるを得なくなった。言い換えれば、いい意味で、うまくサボれるようになったという感じでしょうか。

    I

    では「ここはサボってます!」というところはありますか?

    桃原

    う~ん。たくさんあると思う。
    手を抜こうと思えば抜けるんだけど、皆、抜きたがらないんですよね。
    お母さんはいつまでも子どもに手をかけて、ケアをしたくなっちゃう。
    でも結局、子どもはそれを望んでいなかったり、ためになってなかったりする。
    私は手を抜けるところはないか、常に見つけようとしています(笑)

    I

    WMとして大切にしていることはありますか?

    桃原

    母であろうとなかろうと、仕事のパフォーマンスには妥協しない。
    クライアント、パートナーさん、とにかく皆さんに「喜んでもらいたい」という気持ちを常に持っています。

    I

    では子育ての中で大切にしていることは何ですか?

    桃原

    ウチは中学生の息子が一人いるのですが、正直、異性だから難しいと思うことも多い。今は彼との距離感を大切にしていますね。近からず、遠からず、いつも最適な距離を推し量っています。

    I

    その息子さんに、WMであるということをどのように伝えて来られましたか?

    桃原

    産後4カ月で仕事に復帰して、5か月の時には海外出張もこなしました。
    息子は私の働く姿をずっと見てきました。「ワーク・ライフ インテグレイト」な生活を送っていることもあり、息子にとっては常に「母=仕事」であったと思います。

    I

    お子さんを出産される前と後とで、仕事に対して心境の変化はありましたか?

    桃原

    人類として「人」を見るようになったと思います。どんな方にも必ずその方を産んでくれた「母」がいるんだな。と。
    例えば、講師をしていても、受講生の皆さんに愛情を感じるようになりました。
    この思いは常に仕事に活きています。
    社員を採用する際も、面接がついつい人生のカウンセリングみたいになっちゃって、1時間位お話してしまったりするんです(笑)全ての人に愛情を注ぎたくなる。
    これが私の働く意味、mission(天から与えられた役割)だと思っています。

    I

    それでは、ここまでWMを続けてこられた桃原代表が、今、社会に望むことは何でしょうか。

    桃原

    保育所の増設とか、時短勤務の導入とか、そういうハード面ソフト面の整備ももちろん大切なのですが、一番は「男性が変わる!」ことだと思います。
    男性が積極的に家事や育児に参加する社会になれば、必然的にハード面も整備されていくでしょうし、ソフト面でも、例えば男性社員のWMへの理解が深まれば、おのずと企業の体質も変わっていくでしょう。
    もちろん家庭内での女性の負担が軽減するというのは言うまでもありません。
    女性の負担を軽くするのはインフラの整備より、まずは夫の協力!!
    少子化対策に有効なのは、育児手当より男性の協力です!
    もっと夫の協力があれば、自分も働きに出て世帯収入を増やしたいと思っている専業主婦の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

    I

    最後にWMもしくはWMを目指したいと思っていらっしゃる方々にメッセージをお願いします。

    桃原

    「子どもがいたらこんなに大変!」というイメージばかりが先行していて、
    「子どもがいて、そして仕事もして、毎日がこんなに楽しい!」というメッセージはとても少ないと感じています。それはそういうポジティブなメッセージを明確に発信してこなかった私たち世代の責任でもあります。
    私が伝えたいことは、とにかく「辞めない」ということ。
    「続ける」のではなく「辞めない」こと。
    細く長くでもいいから、社会と繋がり続けることは、とても大切なことです。
    「日本女性はマラソンに向いている」とも言われますが、小さな一歩を続けることが、大きな結果につながるのです。
    大丈夫!出来るから!!

参考:桃原則子ある日のスケジュール

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