四半世紀を駆け抜けて
昨年、弊社は創業25周年の節目を迎えました。これもひとえに変わらぬご支援をくださったクライアント様、理念を共有する熱い志をもったパートナーの皆様、小さくも社会の松明となりたいと願う弊社を、誠実に支えてくれたスタッフたちのおかげです。
そして、自ら口にするのもおこがましいですが、あとひとつの大切なピースは「止めない」「下りない」「諦めない」という信念を愚直に守ってきた、私自身の頑固さなのかもしれません。ある信用保証会社のデータでは、ベンチャー企業の生存率は5年後で15%、10年後で約6%ともいわれています。また全企業を対象とした別の調査では、20年以上存続するのは半数以下とのことです。それらの事実を頭にいれて四半世紀を振り返ると、本当になんと多くの幸運とご縁に恵まれて、よくぞ生き抜いたという感慨がわいてきます。
社会との関連でいえば、リーマンショックや東日本大震災という歴史に残る混乱を乗り切った経験が、コロナ禍という未曽有の状況下においても活かされ、速やかなオンライン主流サービスへの移行につながりました。一方でワーキングママ社長としては、今では一般化した原則リモートワークスタイルという働き方の先駆者として、家族で力を合わせ、息子を無事に独り立ちさせることができました。このことは何ものにも代え難い果実であると同時に、後に続く人たちへの道標になれたのではないかと自負しております。
人間も会社も年を重ねることは決して老いなどではなく、知恵と経験が「経年進化」をもたらすのだと、創業26年目を迎える代表として胸を張りたいと思っております。まだまだ行ける先がある、出来ることがある、と日々懸命に取り組むМ&Partners International にこれからも大きなお力添えをお寄せ下さい。
代表 桃原 則子